シンガポール 配偶者ビザ DP(Dependant's Pass)申請
シンガポールの配偶者ビザ申請について書きます。
シンガポールは、家族で転勤の場合、夫の労働者ビザ申請と共に、配偶者ビザ(DP)を申請しなくてはなりません。
DPは、配偶者だけでなくお子さんも同じようにDPを申請します。
っとその前に、夫の労働者ビザにも4種類あるので、まずは夫が申請できる対象なのかを確認しなくてはなりません。
まずは、主要の3つから。↓
EP(エンプロイメントパス)
一定以上の学歴と最低3,300ドル以上の月額固定給料であることが、申請の最低条件です。
EPの中には種類が3つあり、P1、P2、Q1と呼ばれています。
申請条件は月額の固定給料額によって異なります。
★P1: 8,000ドル以上(約70万円以上)
★P2: 4,500ドル以上(約40万円以上)
★Q1: 3,300ドル以上 (約30万円以上)
※2015年3月レート SGD1.00=JPY88.4
※Q1の30万円というのは、夫が単独で申請する場合のみです。配偶者、子供も申請する場合は4,000ドル以上(約36万円)の月給がないと申請できません。
また、一定以上の学歴は、ビザの申請許可をおこなっているMOM(人材開発庁)で、good quality institutions, good degrees, professional qualifications or specialist skills'としか記載がなく、具体的にどの大学、どの資格をもっていればOKかは謎です。
聞くところによれば、最低4大卒で日本でもかなり名の通っている大学を夫が卒業していないと取得が厳しくなるようです。
では、大学をでていないとビザ取れないの?と思ったかもしれないですが、もう一種類のビザを紹介します。
★Sパス
申請条件は、専門学校、短期大学もしくはそれらと同等かそれ以上の学歴を有することと、月額固定給料が2,200ドル以上(約19.5万円)であることです。
ただし、こちらもQ1と同様に、月給4,000ドル以上ないと配偶者、子供ビザが申請できません。
以上の4つが夫のビザ申請の種類です。
要は、月給4,000ドルはないとまずは夫に付いて転勤できないのです。
先日も物価が世界一になったくらい著しい成長をみせている国なので、お金もってないと入れないよーってことなのかもしれません。
さて、本題の配偶者ビザ(DP)申請について書きたいと思います。
私の場合は、夫の現地赴任先より以下の書類を提出するように指示を受けました。
①婚姻証明書
(婚姻届を提出した区役所で取得できます)
②戸籍謄本
(戸籍謄本全部証明書を出しました)
③英文卒業証明書
(配偶者の私の大学卒業証明書まで出しました。夫の所得や赴任先会社によって不必要な場合もあるようです。)
①②は、区役所では英文のものをもらえないので、英文ないんですーと赴任先に伝えたところ会社で翻訳して提出してくれるとのことでした。
大体は、翻訳は会社でしてくれるようですが、もし自分でとなったら、日本の翻訳専門の人か行政書士さんにお願いすると翻訳してくれるようです。費用は2万円くらい。
以上の3つの書類と共に、DP配偶者ビザ申請用紙の「Form12」を記入して提出します。
私の場合は、分かる範囲で記入してPDFにしてメールで赴任先担当者に送りました。
Form12の書き方は、また後日お伝えしますが、日本で働いていたときの最終給与の金額まで記入する箇所がありました。
お子さんのいる方はこの用紙を一人一人記入して提出します。
以下のURLがForm12の用紙です。
http://www.mom.gov.sg/documents/services-forms/passes/dpform12.pdf
ざっとこのように申請書類を提出して、ひとまず終了です。
あとは赴任先がMOMに申請して、OKの連絡が来るまで待ちます。
最短一週間です。所得や学歴が低い程、審査期間が長引くようです。最低所得ギリギリの方は一カ月はかかると思っていた方が良いようです。
ちなみに、これは現地の不動産関係の方からお聞きしましたが、所得が基準に達しなくて帰国を余儀なくされる方が数多くいるそうです。シンガポールのビザは2年毎に更新しなければならないので、2年毎に再度審査にかけられます。
所得がギリギリの方は、会社にシンガポールの現状をお伝えして前以て交渉しといた方が良いでしょう。
赴任先よりOKの連絡がきましたら、IPAレターというものが送られてきます。
要は仮証です。
ただの紙ですが、こちらの用紙に健康診断を受けるようにと記載があり、何の項目を受診しなければならないかまで記載があります。
病院の指定はありません。
シンガポールにすでに入国している方は、市内の病院で約60ドル(5,300円くらい)で受診できます。市内には日系の病院もけっこうあるので便利です。
海外保険に加入した方は、健康診断が保険でカバーできる場合があるので保険会社に確認すると良いです。
日本にいる方は、英文の健康診断書を書いてくれる病院を探してください。
東京だと、以下の病院があります。
※詳細は各病院で確認してください。
日比谷クリニック
http://www.hibiya-clinic.com/eibun_shindansho.html
新宿そねクリニック
http://www.shinjuku-vaccine.jp/kenhsin/
基本的に健康診断必要項目は、
①血液検査(HIV検査含む)
②X線写真
③健康問診書
です。
HIV検査結果は、約一週間かかるので気をつけてください。
健康診断書が取得できたら、
①パスポートサイズの写真一枚
②IPAレター
③英文健康診断書
④パスポート
⑤入国カード半券
⑥お金
をもってMOMに行きます。
提出してOKならば、クレジットカードサイズのDPが発行されます。
写真が厳しくて、眉毛と耳がきちんと見える状態でないとその場で撮影し直しを要求されます。撮影マシーンで6ドルで撮影できます。
こんな感じが、申請から取得までの流れです。
大体必要書類集めるところから取得まで一カ月でしょうか。
また、ビザ関係については記事にしていきたいと思います。
シンガポールは、家族で転勤の場合、夫の労働者ビザ申請と共に、配偶者ビザ(DP)を申請しなくてはなりません。
DPは、配偶者だけでなくお子さんも同じようにDPを申請します。
っとその前に、夫の労働者ビザにも4種類あるので、まずは夫が申請できる対象なのかを確認しなくてはなりません。
まずは、主要の3つから。↓
EP(エンプロイメントパス)
一定以上の学歴と最低3,300ドル以上の月額固定給料であることが、申請の最低条件です。
EPの中には種類が3つあり、P1、P2、Q1と呼ばれています。
申請条件は月額の固定給料額によって異なります。
★P1: 8,000ドル以上(約70万円以上)
★P2: 4,500ドル以上(約40万円以上)
★Q1: 3,300ドル以上 (約30万円以上)
※2015年3月レート SGD1.00=JPY88.4
※Q1の30万円というのは、夫が単独で申請する場合のみです。配偶者、子供も申請する場合は4,000ドル以上(約36万円)の月給がないと申請できません。
また、一定以上の学歴は、ビザの申請許可をおこなっているMOM(人材開発庁)で、good quality institutions, good degrees, professional qualifications or specialist skills'としか記載がなく、具体的にどの大学、どの資格をもっていればOKかは謎です。
聞くところによれば、最低4大卒で日本でもかなり名の通っている大学を夫が卒業していないと取得が厳しくなるようです。
では、大学をでていないとビザ取れないの?と思ったかもしれないですが、もう一種類のビザを紹介します。
★Sパス
申請条件は、専門学校、短期大学もしくはそれらと同等かそれ以上の学歴を有することと、月額固定給料が2,200ドル以上(約19.5万円)であることです。
ただし、こちらもQ1と同様に、月給4,000ドル以上ないと配偶者、子供ビザが申請できません。
以上の4つが夫のビザ申請の種類です。
要は、月給4,000ドルはないとまずは夫に付いて転勤できないのです。
先日も物価が世界一になったくらい著しい成長をみせている国なので、お金もってないと入れないよーってことなのかもしれません。
さて、本題の配偶者ビザ(DP)申請について書きたいと思います。
私の場合は、夫の現地赴任先より以下の書類を提出するように指示を受けました。
①婚姻証明書
(婚姻届を提出した区役所で取得できます)
②戸籍謄本
(戸籍謄本全部証明書を出しました)
③英文卒業証明書
(配偶者の私の大学卒業証明書まで出しました。夫の所得や赴任先会社によって不必要な場合もあるようです。)
①②は、区役所では英文のものをもらえないので、英文ないんですーと赴任先に伝えたところ会社で翻訳して提出してくれるとのことでした。
大体は、翻訳は会社でしてくれるようですが、もし自分でとなったら、日本の翻訳専門の人か行政書士さんにお願いすると翻訳してくれるようです。費用は2万円くらい。
以上の3つの書類と共に、DP配偶者ビザ申請用紙の「Form12」を記入して提出します。
私の場合は、分かる範囲で記入してPDFにしてメールで赴任先担当者に送りました。
Form12の書き方は、また後日お伝えしますが、日本で働いていたときの最終給与の金額まで記入する箇所がありました。
お子さんのいる方はこの用紙を一人一人記入して提出します。
以下のURLがForm12の用紙です。
http://www.mom.gov.sg/documents/services-forms/passes/dpform12.pdf
ざっとこのように申請書類を提出して、ひとまず終了です。
あとは赴任先がMOMに申請して、OKの連絡が来るまで待ちます。
最短一週間です。所得や学歴が低い程、審査期間が長引くようです。最低所得ギリギリの方は一カ月はかかると思っていた方が良いようです。
ちなみに、これは現地の不動産関係の方からお聞きしましたが、所得が基準に達しなくて帰国を余儀なくされる方が数多くいるそうです。シンガポールのビザは2年毎に更新しなければならないので、2年毎に再度審査にかけられます。
所得がギリギリの方は、会社にシンガポールの現状をお伝えして前以て交渉しといた方が良いでしょう。
赴任先よりOKの連絡がきましたら、IPAレターというものが送られてきます。
要は仮証です。
ただの紙ですが、こちらの用紙に健康診断を受けるようにと記載があり、何の項目を受診しなければならないかまで記載があります。
病院の指定はありません。
シンガポールにすでに入国している方は、市内の病院で約60ドル(5,300円くらい)で受診できます。市内には日系の病院もけっこうあるので便利です。
海外保険に加入した方は、健康診断が保険でカバーできる場合があるので保険会社に確認すると良いです。
日本にいる方は、英文の健康診断書を書いてくれる病院を探してください。
東京だと、以下の病院があります。
※詳細は各病院で確認してください。
日比谷クリニック
http://www.hibiya-clinic.com/eibun_shindansho.html
新宿そねクリニック
http://www.shinjuku-vaccine.jp/kenhsin/
基本的に健康診断必要項目は、
①血液検査(HIV検査含む)
②X線写真
③健康問診書
です。
HIV検査結果は、約一週間かかるので気をつけてください。
健康診断書が取得できたら、
①パスポートサイズの写真一枚
②IPAレター
③英文健康診断書
④パスポート
⑤入国カード半券
⑥お金
をもってMOMに行きます。
提出してOKならば、クレジットカードサイズのDPが発行されます。
写真が厳しくて、眉毛と耳がきちんと見える状態でないとその場で撮影し直しを要求されます。撮影マシーンで6ドルで撮影できます。
こんな感じが、申請から取得までの流れです。
大体必要書類集めるところから取得まで一カ月でしょうか。
また、ビザ関係については記事にしていきたいと思います。
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